セレーナ・ゴメスが肖像権盗用でモバイルゲーム会社を相手に1000万ドルの訴訟を起こす

セレーナ・ゴメスが肖像権盗用でモバイルゲーム会社を相手に1000万ドルの訴訟を起こす

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セレーナ・ゴメスが肖像権盗用でモバイルゲーム会社を相手に1000万ドルの訴訟を起こす

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Varietyによると、セレーナ・ゴメスが許可なく自分の肖像を使用したとして、モバイルゲーム会社のオーナー相手に1000万ドルの訴訟を起こしました。問題のアプリ、『Clothes Forever — Styling Game』は、AppleのApp Storeからダウンロードできます。このゲームではユーザーが買い物旅行をしたり、服をデザインしたり、自分のブティックを開店できるようになっており、週単位の加入が可能で、$0.99から$99.99までの価格幅でダイヤモンドを購入できるアイテム課金機能もあります。

ゴメスはこのゲームの著作権者となっているMutantBox Interactive Limitedと中国のパブリッシャーであるGuangzhou Feidong Software Technology Co.を訴えています。

このゲームには多くのセレブが堂々とラインアップされており、ゲームの説明は、プレイヤーは「カーダシアン、ジジ、ビヨンセ、テイラーなどの最高に美しいモデルやセレブとインタラクトできる」と謳っています。

BBCは、ゴメスは通常はそうした許諾に「数百万ドル」を要求すると報告しており、ゴメスの弁護士は、ソーシャルメディア一本の投稿だけでも80万ドルを請求できると主張しています。このゲームでの彼女の肖像の利用は全く許諾されていませんでした。ゴメスは、彼女の肖像の利用について、ゲームデベロッパー側からの「要請も、相談も、通知」もなかったとしています。

訴状は、例え会社側が許可を求めたとしても、ゴメスは彼女の肖像の使用を認めなかっただろうともしています。ゴメスは、質の悪いゲームが彼女のイメージを落としたと主張しており、訴状では、ゲームが「バグだらけ」でApp Storeで「星がたった3.5個しかついていない」と訴えています。提訴後は、星が3つに落ちています。ゴメスはゲームのアイテム課金も利益を貪っているとして問題にしています。

こういった裁判は過去には不成功に終わっていました。2018年、リンゼイ・ローハンが『Grand Theft Auto V』で彼女の肖像を利用したとしてRockstar Gamesを訴えて敗訴しており、2014年には、パナマの元独裁者マヌエル・ノリエガが『コールオブデューティ』ゲームに自分の肖像が無許可で使用されたと主張した案件が却下されています。

しかし今回の場合は、ゴメスが優勢と言えるかも知れません。Varietyの比較では、『Clothes Forever』のキャラクターは『Flare』誌のゴメスの写真にそっくりです。

画像:Guangzhou Feidong Software Technology Co.、MutantBox Interactive Limited、およびFlare Magazineに掲載されたものをVarietyが転載。

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David Hoppe

All stories by: David Hoppe