マイクロソフトは、ベセスダの親会社であるZeniMax Mediaを、ゲーム業界過去最大規模の75億ドルで買収しました。ベセスダはThe Elder Scrolls、Fallout、Wolfenstein、Doomなど、ゲームのベストセラーフランチャイズを抱えるスタジオです。Falloutシリーズの売上は3,300万個を超え、The Elder Scrolls V: Skyrimだけでも3,000万個以上の販売を記録し、売上高は10億ドルを大きく上回っています。
ファーストパーティ・スタジオシリーズを開発したソニーの勢いに対向すべく、マイクロソフトは最近複数の買収を行いました。2018年以来マイクロソフトは、Compulsion Games、Double Fine、Ninja Theory、Obsidian、Playground Games、Undead Studiosを買収し、自社デベロッパーの数を倍増させました。
マイクロソフトは契約の一環として、ベセスダのすべてのゲームを、同社所有Netflixのようなゲームサブスクリプション・サービスXbox Game Passで利用可能にします。プレーヤーは、月額10ドルでPCとXbox本体のゲームカタログに無制限にアクセスできます。ベセスダゲームの発売価格は通常60ドルであることを考えると、この買収でXboxエコシステムは予算重視のゲーマーにとってさらに魅力的なものになります。
DeathloopとGhostwire:TokyoのPlayStation 5限定先行発売というベセスダの約束はそのまま継続されます。
マイクロソフトが競合コンソールでゲームをリリースするのは奇異に見えますが、前例はあります。マイクロソフトは2014年に、史上最高の売上高を誇るゲームの1つMinecraftを25億ドルで買収しました。同社はゲームとそのスピンオフタイトルを、競合プラットフォームで引き続き販売しました。
マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏は、「我々は、提供するコンテンツをなるべく広く利用できるようにしたい」と語っています。
ベセスダの今後のタイトルがPlayStationコンソールに登場するかどうかはまだ未定です。
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