ポケモンGo からイケアのアプリ、スナップチャットのフィルター、そして亡くなった家族のレプリカと触れ合うことまで、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)はメインストリームで牽引力を得るようになっている。テクノロジーが主流になってくるにつれ、こうした深的で、ユーザーが浸れるエクスペリエンスを生み出せるスキルを持つ社員の需要は急上昇している。
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AR/VRエンジニアの需要はうなぎ登り
人気の就職サイトHiredは2020 State of Software Engineersと題するレポートを発表したが、その結果は明らかだ。今年はAR/VRの当たり年である。AR/VRエンジニアの需要増加はなんと1,400%でエンジニア専門職チャートのトップを飾り、次に人気の高いカテゴリーであるゲームエンジニアの146%の10倍である。
Hiredはこの高ニーズ分野の報酬額についても報告している。サンフランシスコ、ニューヨーク、シアトル、ロスアンゼルス、ボストンなど米国の大都市なら、AR/VRエンジニアは14万ドルから16万ドルの年収を期待できる。
しかし、需要が供給のスピードをたちまち上回る状態で、高いスキルを持つ候補者にはかなりのインセンティブを提供する大企業が出てくるかも知れない。とは言え、まずはプログラミングテスト、行動面接、そしてホワイトボードセッションに合格して、最も魅力的なポジションを競わなければならない。AR/VR エンジニアの需要増加は、前年度のブロックチェーンエンジニアに対する高需要をスピーディーに追い抜いてしまった。規模の小さいブロックチェーンのスタートアップ会社が主流の波に乗れなかったためである。
一方で、調査の対象となったエンジニアの74%が ARと VRの全面的な影響は今後5年以内にわかってくると予測しており、50%近い対象者が2020年に学びたい上位3つのスキルとしてテクノロジーをあげている。
AR/VRエンジニアの需要を後押ししているのは
IDCによると、ARとVRを含む拡張現実に対するグローバル規模の投資は2020年には78.5%増加すると見積もられている。Apple、Facebook、Googleなどの大手企業はさらなる技術開発と技術を我々の日常生活に統合させることに力を注いでいる。
『Forbes』誌は、最近2020年のARとVRの上位5つのトレンドに関する以下の情報をリリースした。どれもこの分野のエンジニアの需要増加に繋がると思われるものばかりだ。
- ARとVRの業務使用は消費者アプリを上回る。トレーニング、危険な労働条件や高価なツールを使用した作業のシミュレーション、そしてマニュアルを見ると作業が中断されてしまうような社員に必要な情報を知らせるためなどに利用されている。
- 医療でのARとVRの利用は、治療、診断、トレーニングなどの目的で以前よりも主流になっている。
- 今よりも小型で携帯性が高くパワフルなヘッドセットは、適切な価格帯でユーザーが求める自由なエクスペリエンスを提供する。
- 5Gで今までにないVRストリーミングの可能性が開ける。
- 教育でのVRの活用。遠隔授業、講義の重ね合わせ、柔軟性のあるトレーニング環境を提供するために利用されている。
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