MetaClan、Eスポーツと分散型組織を融合

MetaClan、Eスポーツと分散型組織を融合

MetaClan、Eスポーツと分散型組織を融合

1000 648 David Hoppe

オンラインゲーム・コミュニティは、常に次の新しいデバイス、テクノロジー、アドベンチャーを求めています。その最新のアイデアが、クリプトトークンやブロックチェーン技術を活用したゲーミング集団を立ち上げることだとしたらどうでしょうか。オンラインゲーム・コミュニティは、eスポーツ分野で非伝統的な組織構造の限界を押し広げる役を担っています。最新オンラインゲーム組織の一つであるMetaClanは、オンラインeスポーツゲームの状況を変えようとしています。

MetaClanとは?

MetaClanは、ゲーマー、技術者、資本家、スタジオ、業界スカウト、開発者で構成された、自律分散型組織(DAO)です。MetaClanは、分散型のメンバーを純粋にオンラインで形成することにより、NFTベースのゲーム空間に可能な限り多くのeゲーム愛好家を集め、プレイヤーとの協力によって「次世代のeスポーツゲーミング」を構築することを目的としています。MetaClanは、様々なゲームで使用されているPlay2Earnゲームモデルをクエストの形で紹介することで、ブロックチェーンベースのゲームの導入を促進することを目指しています。クエストをクリアするごとに、ゲーマーやMetaClanのメンバーに暗号通貨やNFTが報酬として与えられます。

組織の株式を購入することで、誰でも自由にいつでもメンバーに参加することができます。現在、1株あたりのコストは25DAIで、MetaCartelやMolochなどの他のDAOよりもはるかに低コストです。DAIはデジタル通貨で、1DAIはおよそ1米ドルに相当します。

MetaClanのメンバーは、分散型取引所(DEX)と呼ばれるオンライン取引プラットフォームで株式を取引できるようになります。Uniswap、dYdX、Balancer、CurveなどのDEX企業は、イーサリアムを筆頭とするパブリックブロックチェーン上で個人がDeFi(分散型金融サービス)を取引できるようにしています。DeFiはグローバル、ピア・トゥ・ピア で、偽名で使用する、誰にでも開かれている金融サービスです。ビットコインと同様に、中央銀行やブローカー、中間業者に依存しない、オープンでフェア、かつアクセス可能な金融市場を作ることを目指しています。

ウォーチェスト、ステイキングプレイヤーと非伝統的収入

MetaClanは、「ウォーチェストWar Chest) 」と呼ばれる独自の資金貯蔵庫を設立しました。MetaClanはこれを「MetaClanの全資産保管を担う、オンチェーンの財務管理契約」と説明しています。スマートコントラクトを利用して、MetaClanはギルドメンバーに株を提供し、ウォーチェスト内の全資金とコンテンツに対する比例請求権を与えたいと考えています。これには、希少なゲーム内のNFTに対して分割可能な株式を提供することも含まれており、これを採用することで、実際は非ファンジブル・トークンにファンジビリティーをもたらすことになります。さらに、MetaClanは、Rocket NFT貸し出しや他のNFT貸し出し企業など、ウォーチェストに「受動的収入」をもたらす方法を検討しています。

MetaClanは、ハイレベルなオンライン・クリプト・トーナメントにおいてウォーチェストの資金をステークプレイヤーに使用するつもりです。ギルドのメンバーであるMetaClanは、賞金の一部と引き換えに、これらのプレーヤーを財政的に支援することができます。このアイデアは、ハイレベルなプレーヤーの育成を支援することで、彼らがクリプトやNFTの形で報酬を得た場合、その一部をウォーチェストに寄付してもらおうというものです。そして、これらの資金は、ステークプレイヤーと他の有望なプレイヤーが、参加費を貯めるのに何年もかかるような高額賞金のリアルマネーゲームに参加させるために使われます。この仕組みは、ポーカートーナメントのエントリーフィーの一部を負担することで、賞金の一部を得るのに似ています。

株式を所有しているメンバーは、特定のタスクやベンチャーへの資金提供を提案することができます。メンバーはどの提案を支持するかに投票することで、MetaClanの銀行口座から資金が放出される仕組みになっています。資金はMetaCartelによって提供され、MetaCartelはブロックチェーンゲーム企業と協力して、様々なクエストに対するバウンティを提供します。メンバーが資金放出に同意しない場合や、MetaClanに何らかの問題があると考える場合には、いつでも「rage quit」してDAOを去ることができます。

MetaClanの基盤:モロク、イーサリアムのブロックチェーン、そしてスマートコントラクト

MetaClanは、イーサリアムのブロックチェーンシステムから派生したモロク(Moloch)というオープンソースのDAOプラットフォーム上に構築されており、モロクはブロックチェーンベースのトークンと「スマートコントラクト」を組み合わせて使用しています。スマートコントラクトは、当事者間の合意条件が直接コードに書き込まれた自己実行型の契約で、当事者の銀行口座間の資金移動などの、従来の書面での契約と併用することができます。スマートコントラクトやDAOの発展に法律はまだ追いついていませんが、これらのオンライン契約は、契約法だけでなく、統一商事法典(特に第9編)に基づいて強制力を持つ可能性があります。

スマートコントラクトは、MetaClanのような新しい組織モデルの形成を促進しており、従来の集中型トップダウンモデルに置き換わるものとなっています。このような分散型組織は、テクノロジーや水平型の組織構造、反企業的な価値観を受け入れる人の増加に伴い、人気が高まることが予想されます。ウェブ3・オンラインネットワーク、ブロックチェーン技術、デジタル取引所により、MetaClanのメンバーの組織化、共同作業、自己管理の実行が可能となり、MetaClanやその他のeスポーツ DOAは、近い将来、標準的なものになるかもしれません。

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David Hoppe

All stories by: David Hoppe

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