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Fortnite

Epic Gamesの失敗を避けるために、プライバシー・購入ポリシーを見直す

1000 648 David Hoppe

Epic Gamesが5億ドルを費やし、児童オンラインプライバシー保護と不正販売戦略に関して学んだ教訓は、マイクロトランザクションの促進やユーザーデータの活用を検討しているプラットフォームに対する早期警告となるでしょう。

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Video Games Lawyer

Epic v. Apple裁判ドラマの舞台裏

1000 648 David Hoppe

アップル社を相手取って起こした画期的なEpic Games社の訴訟のクライマックスの幕が上がろうとしています。ここでは、5月3日にカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所でイボンヌ・ゴンザレス・ロジャース判事が開廷するベンチ・トライアルについて、訴訟当事者、争点、現在の状況、そして注目すべき点をまとめています。

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Epic v. Apple update

裁決によりEpic対Appleの状態は現状維持に

1000 648 David Hoppe

イボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は、先月一時的な差止命令を出しましたが、予測通り今回もEpicによる予備的差止命令の申請に裁決をし、Epic GamesとAppleの間で進行中の法廷闘争は現状維持となりました。金曜日に出された判事の裁決では、AppleによるEpicのUnreal Engine開発ツールへのアクセス阻止を止めさせるというEpic側の要請を許可した一方で、『フォートナイト』をApp Storeに復帰させ、Epicによる代替支払方法を有効にするというAppleへの要求は却下しています。予備的差止命令は、上訴で覆されない限り裁判中は効力を発揮し続けることになりますが、上訴によるそのような事態は起こらないと思われます。  裁定そのものは、来年夏に予定されている裁判(必ず遅れると思われる)の争点を明確にしてはいますが、ゴンザレス・ロジャーズ判事の判決文には、この案件に関わる法律問題に対する彼女の解釈とEpicの提訴に対する多大な影響が示唆されています。 「ソニー、任天堂、MicrosoftはどれもAppleと同じようなウォールド・ガーデンやクローズド・プラットフォーム・モデルに基づいており、ハードウェア、オペレーティングシステム、デジタルマーケットプレイス、そしてIAPなどがすべてプラットフォーム所有者の独占になっています。そのため、この分野で営業する企業にとって相当深刻となる結果を考えると、ウォールド・ガーデン・モデルの影響について、より多くの情報に基づいた最終決定が必要です」と判事は述べています。 最終的にこの案件は、独占禁止法を目的とした場合の「関連市場」の構成要素を判事がどう解釈するかに左右される可能性があります。EpicはiOSが関連市場だとしており、そのため(当然ながら)Appleは独占者だと主張しています。一方でAppleは、関連市場とはコンソールを含むすべてのゲームプラットフォームを包括したものを指すため、コンソールのアプリ流通ではAppleは少数派に過ぎないと主張しています。 先週の裁決で判事は、市場に対するEpicの狭義的な定義にまだ納得していないと、以前の示唆的発言を繰り返しています。ここで一つ重要な要因は、iOSプレイヤーがNintendo Switchなどのプラットフォームで定期的に『フォートナイト』をプレイしているかどうかで、もしプレイしていれば、(間違いなく)iOSは広範な意味でのモバイル市場の一部だということになります。「これらのデバイスは最終消費者にとって、iOSプラットフォームとかなりの部分で重複します。しかし、現段階の記録には、そうしたデバイスが経済的代替なのか、単にiOSデバイスを補完するだけのものかを判定するに足るだけの情報がありません」と判事は述べています。 しかし判事は、Epicによる市場定義を裏付けるような今後の証拠や論争を考慮する可能性にも言及しており、そのためAppleの市場定義が「困難に直面する」としています。この事態に鑑みると、先週の裁決はどちらの当事者にとっても裁判に進まずに和解を検討すべきであるとの明確なメッセージになったとは考えられず、そうした和解も今の時点ではないものと思われます。 Gamma Lawはサンフランシスコに拠点を置き、最先端のビジネスセクターのお客様をサポートしています。複雑でダイナミックなビジネス環境で成功するために必要なサポートを提供し、イノベーションを促進し、国内外におけるビジネス目標達成のお手伝いをいたします。お客様のビジネスニーズに関するご検討は、ぜひ弊所にご連絡ください。

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video games lawyer

『フォートナイト』アカウントの盗難が 10億ドルのビジネスに

1000 648 David Hoppe

サイバーセキュリティ会社Data Viper社は、最近のレポートで、盗まれたりハッキングされたビデオゲームのブラック市場価値が10億ドルにも上るとしています。無料レポートでは、ハッカーが『フォートナイト』アカウントの入手と販売のために利用する各サプライチェーンは、1万ドルにもなるということです。 このレポートによれば、平均的なハッカーは年間50万ドル近くを稼ぎ、トップになると年間120万ドル以上もの収益を上げているそうです。 通常、ハッカーは何万人分もの盗まれたメールアドレスとパスワードを大量購入します。別のウェブサイトでもよく似たパスワードや全く同じパスワードを利用しているユーザーが多いため、ハッカーはこれらのパスワードを利用して『フォートナイト』のアカウントへのアクセスを試みます。彼らは毎秒500種類のユーザー名とパスワードの組み合わせを試みることのできるボットを利用して「ブルート・フォース・アタック」をするのです。 Epic GamesはIPアドレスごとのログイン数を限定することで、これらのブルートフォースアタックを制御しようとしていますが、ハッカーはIPアドレスがロックアウトされると、すぐにIPアドレスを変更するソフトウェアを利用して対抗しています。 アカウントへのアクセスが可能になると、ハッカーはコンテンツ内容を調べ、そのアカウントにレア物や価値の高いキャラクターのスキンがある場合(アカウントの10%から15%)、それをオンラインのマーケットプレイスに出品して販売します。所有者の電子メール認証情報にリンクできるアカウントは、その電子メールの正当な所有者がパスワード変更を試みてもバイヤーがアカウント制御を保持できるので、さらに価値が高くなります。 これは非常に複雑なシステムになっています。例えば、あるセラーコミュニティーは、紛争解決のために5人の裁判官で構成される審査パネルを有しています。このルールに従わないセラーは、オンライン上で「詐欺師」のラベルを貼られます。 Business Insiderへの投稿でEpic Gamesのスポークスパーソンは、アカウントの販売は会社のサービス規約違反であり、盗まれたカウントを所有者に返すために最善の努力を尽くすことを保証しています。 「Epic Gamesは、プレイヤーを保護するために非常に複雑な階層化アプローチを試みています。CaptchaやIPレピュテーション、機械学習や独自の技術を駆使して、数秒でハッキングの脅威を検知し、積極的にログインの試みをブロックし、被害にあったアカウントが検知された場合は、自動的に安全保護措置を取れるようにしています」と会社の代表は語っています。 Gamma Lawはサンフランシスコに拠点を置き、最先端のビジネスセクターのお客様をサポートしています。複雑でダイナミックなビジネス環境で成功するために必要なサポートを提供し、イノベーションを促進し、国内外におけるビジネス目標達成のお手伝いをいたします。お客様のビジネスニーズに関するご検討は、ぜひ弊所にご連絡ください。

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問題が炎上する中、AppleがEpic Gamesの デベロッパーツールを削除すると脅す

1000 648 David Hoppe

Epic GamesがAppleとGoogleに対して起こした訴訟については、先週すでに何本かの記事で取り上げました。この戦いは、プレイヤーがAppleやGoogleのapp storeを経由せずに、直接『フォートナイト』のゲーム内コンテンツの支払いができる機能をEpicが追加したことから始まりました。これに対し、AppleとGoogleは、app storeから『フォートナイト』を削除し、Epicはシャーマン反トラスト法違反を主張して訴訟を起こしました。 最新の状況では、AppleがEpicに対し、MacとiOSの開発ツールからEpicをロックアウトすると脅迫的な公式文書を出しています。8月28日までにEpicがAppleの条件に同意しない場合、EpicはAppleプラットフォーム向け製品の開発ができなくなります Appleが公式文書通りの内容を実行に移せば、大きな影響を及ぼすことになります。例えば、デベロッパーは非常に人気の高い「無料開始」ゲームエンジンのUnreal Engineが使用できなくなります。このエンジンはAAAやindieゲームのデベロッパーに使われており、Apple Arcadeの加入サービスの一部として利用できる多くのゲームもこの技術に依存しています。また、Unreal EngineはDisney+の『マンダロリアン』などのテレビ番組にも利用されています。Appleの公式文書は、今後リリースされるARやVR機能からもEpicを締め出すと脅しています。 Epicは裁判所に、最初の訴訟結果が出るまで、Appleにデベロッパーツールの停止を禁止する予備的差し止め命令を請求しました。Epicがこの予備的差し止め命令を勝ち取るためには、以下の4つの事実を示す必要があります。即ち、Appleの行為により、Epicが回復不能な損害を被ること、Epicの真価で本訴訟に勝訴する可能性が高いこと、資本勘定の収支がEpic側に有利であること、一般の興味が予備的差し止めを支援していること、の4点です。最後にEpicは、訴訟中はAppleによる報復行為の試みを停止させるよう裁判所に求めました。 Epicは提訴の中で、「進行中のUnreal Engineとの互換性を失うことによる連鎖的な影響は、エンジンの実行可能性を脅かし、Unreal Engineのグラフィックに依存して何百ものビデオゲーム、人間の脳、ベビーヨーダや宇宙飛行などを表現している多くのアプリや利用の発展を中断することになります」とその争点を述べています。Gamma Lawはサンフランシスコに拠点を置き、最先端のビジネスセクターのお客様をサポートしています。複雑でダイナミックなビジネス環境で成功するために必要なサポートを提供し、イノベーションを促進し、国内外におけるビジネス目標達成のお手伝いをいたします。お客様のビジネスニーズに関するご検討は、ぜひ弊所にご連絡ください。

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